ENFPとENTPの相性|一致3・不一致1を軸ごとに分解する

ENFPとENTPの相性|一致3・不一致1を軸ごとに分解する

執筆者:

カテゴリ:

ENFP(広報運動家)とENTP(討論者)の相性を、「良い」「悪い」で終わらせずに分解します。

ENFPは可能性が広がる方向に動く、新しさを求めるタイプ。ENTPは前提を疑い、別の可能性を探る、切り込むタイプです。

自分のタイプが分からない場合は40問のタイプ診断へ。

ENFPとENTPの相性の記事構成図
ENFPとENTPの相性:この記事で扱う内容

4つの軸で分解する

ENFPとENTPは、4つの軸のうち3つが一致し、1つが違います。相性を一言で語る前に、どこが噛み合っていてどこが噛み合っていないかを分けます。優劣を決めるためではなく、どこに手当てが要るかを見る作業です。

E/I(エネルギーの向き):一致

ENFPが外向、ENTPが外向です。どちらも人と会うことでエネルギーが戻ります。出かける頻度が揃っているので、誘う側と誘われる側が固定しません。ただし二人とも一人になる時間を軽視しがちです。

S/N(情報の受け取り方):一致

ENFPが直観、ENTPが直観です。同じ粒度で物事を見ます。具体の話をしたいときに抽象が返ってくる、という噛み合わなさが起きません。会話が続きやすい理由の大半はここにあります。

T/F(判断の基準):不一致

ENFPが感情、ENTPが思考です。判断の基準が違います。同じ出来事に対して、片方は筋を、もう片方は関係を見ます。指摘と決定の場面で、受け取られ方が大きくずれます。

ENFPは面白いかどうか、可能性が開くかどうかで決めます。対してENTPは議論して精度を上げてから決めます。決まったことも見直します。ここを性格の問題として扱うと解決しません。運用で分けてください。

J/P(外界への構え):一致

ENFPが知覚、ENTPが知覚です。予定の決め方が同じです。日常でぶつかる回数が最も減る一致で、生活を共にしたときの摩擦がはっきり少なくなります。

ENFPから見たENTP

ENFPにとってENTPは、前提を疑い、別の可能性を探る、切り込むタイプです。最初に目に入るのは、この部分になります。

ENFPが好ましく感じるところ

ENTPの好意や関心の示し方は、こうです。

一緒に新しいことをすることで示します。

この形を知らないと、ENFPは「何もしてくれない」と受け取ってしまいます。実際には、別の形で出ています。

ENFPが戸惑うところ

意見が食い違ったとき、ENTPはこう動きます。

言葉で勝ちにいきます。相手が傷ついていることに後から気づきます。

ENFPにとっては、ここが一番付き合いにくく見えます。ただし、これはENTPなりの収め方です。

ENFPが知っておくと変わること

ENTPが求めているのは、次の一点です。

関係の中に新しさを作ること。束縛は閉塞感を強めるだけです。

ここを外さなければ、ENTPとの衝突はかなり減ります。難しいことではなく、言い方の型を一つ決めるだけです。

ENFPとENTPの相性の要点図
ENFPとENTPの相性

ENTPから見たENFP

ENTPにとってENFPは、可能性が広がる方向に動く、新しさを求めるタイプです。最初に目に入るのは、この部分になります。

ENTPが好ましく感じるところ

ENFPの好意や関心の示し方は、こうです。

熱量で示します。ただしその熱量は上下します。

この形を知らないと、ENTPは「何もしてくれない」と受け取ってしまいます。実際には、別の形で出ています。

ENTPが戸惑うところ

意見が食い違ったとき、ENFPはこう動きます。

その場で話したがります。放置されると不安が増します。

ENTPにとっては、ここが一番付き合いにくく見えます。ただし、これはENFPなりの収め方です。

ENTPが知っておくと変わること

ENFPが求めているのは、次の一点です。

将来の話を確定ではなく選択肢の形で提示すること。

ここを外さなければ、ENFPとの衝突はかなり減ります。難しいことではなく、言い方の型を一つ決めるだけです。

恋愛での噛み合い方

出会ってすぐの時期

初期は噛み合いやすい組み合わせです。S/Nが一致しているため会話が続き、話していて疲れません。

ENFPの好意の示し方は「熱量で示します。ただしその熱量は上下します」、ENTPは「一緒に新しいことをすることで示します」です。ENFPもENTPも示しているのに、形が違うせいで受け取り損ねることがあります。最初に、何をされると大事にされていると感じるかを言葉にしておいてください。

関係が安定してから

予定の決め方が同じなので、日常の摩擦は少なくなります。

ENFPが消耗する形はこうです。可能性が閉じる感覚に弱く、確定した瞬間に閉塞感が生まれます。

ENTPの側は違います。細かい実務の継続が苦手で、軽視していると誤解されます。

片方の限界は、もう片方からは見えません。だから、限界に達してから初めて表面化します。

衝突したとき

ENFPはその場で話したがります。放置されると不安が増します。ENTPは言葉で勝ちにいきます。相手が傷ついていることに後から気づきます。

片方が詰め、もう片方が引く形になりやすい組み合わせです。追う側と逃げる側が固定すると、回数を重ねるほど関係が消耗します。

平時に手順を決めておいてください。まず感情の話をして、そのあと解決策。順番を先に決めておけば、その場で判断する必要がなくなります。

職場での噛み合い方

ENFPが上司・ENTPが部下

ENFPは話題が次々に飛びます。定型化した会話は退屈になります。ENTPに指示を出すときは、関係の中に新しさを作ること。束縛は閉塞感を強めるだけですを意識してください。

ENTPが上司・ENFPが部下

ENTPは議論して精度を上げてから決めます。決まったことも見直します。ENFPが納得して動くには、将来の話を確定ではなく選択肢の形で提示することが要ります。

同僚として

J/Pが一致しているので、締切と段取りで揉めません。分担さえ決めれば回ります。

判断の基準が違うので、同じ案でも評価が割れます。何を優先するかを先に合意してから議論すると、噛み合います。

友人としての距離感

友人関係では、接点の作り方が揃うので自然に続きます。ENFPは人と話すこと、新しい刺激で回復します。ただし内面を出せる場も必要です。ENTPは新しい刺激と、話し相手で回復します。片方だけが声を掛け続ける形になると、掛ける側が続かなくなります。年に数回でも逆方向から動いてください。

生活を共にした場合

同棲や結婚では、恋愛期に出なかった軸が表に出ます。予定の決め方が同じなので、生活の摩擦は少ない組み合わせです。ENFPにとっての回復は「人と話すこと、新しい刺激で回復します。ただし内面を出せる場も必要です」、ENTPにとっては「新しい刺激と、話し相手で回復します」です。この違いを設計に組み込んでおけば、多くが取り決めで解決します。

心理機能から見ると、噛み合う理由が変わる

4文字の一致数だけでは説明できない部分が、心理機能を見ると見えてきます。ENFPとENTPのように文字が近い場合でも、機能の並びで実際の相性は変わります。

ENFPの機能の並び

主機能はNe(外向的直観)。一つの物事から可能性を広げる働き。話題が飛ぶのはこの働きによるものです。

補助機能はFi(内向的感情)で、自分の価値観に照らして良し悪しを決める働き。外からは何を考えているか見えにくく、本人の中では明確な基準があります。主機能を外に出すときの通り道になります。

劣等機能はSi(内向的感覚)。消耗しているときに、この働きが不器用な形で表に出ます。普段のENFPらしくない言動が出たら、ここが原因のことがあります。

ENTPの機能の並び

主機能はNe(外向的直観)。一つの物事から可能性を広げる働き。話題が飛ぶのはこの働きによるものです。

補助機能はTi(内向的思考)で、筋が通っているかを自分の中の体系で検証する働き。納得しないと動けません。主機能を外に出すときの通り道になります。

劣等機能はSi(内向的感覚)。消耗しているときに、この働きが不器用な形で表に出ます。普段のENTPらしくない言動が出たら、ここが原因のことがあります。

二人の機能がどう噛み合うか

主機能が同じNeです。物事の掴み方が根本から似ているため、説明しなくても伝わる場面が多くなります。ただし同じ弱点も共有するので、二人とも同じ場所でつまずきます。苦手を補い合う関係にはなりにくい組み合わせです。

機能の話をどこまで信じるか

心理機能は説明が細かくなる反面、確かめようのない部分も増える枠組みです。当てはまる部分だけを使い、当てはまらない部分は個人差として扱ってください。

場面別・この二人の伝え方

順序を入れ替えるだけで、同じ言葉の届き方が変わります。相手を動かす技術ではありません。意図が曲がらずに届くようにするだけです。

場面 ENFPに伝えるとき ENTPに伝えるとき
依頼する 将来の話を確定ではなく選択肢の形で提示すること 関係の中に新しさを作ること
指摘する 対象を明示して事実だけを述べる 改善の形まで具体的に示す
断る 感謝を先に置き、理由は一行 代替案を必ず添える
褒める 何がどう良かったかまで言う 結果ではなく判断を褒める
謝る 再発防止まで一続きで言う 相手の感情が収まるまで待つ

会話が噛み合わないときの直し方

粒度は揃っているので、噛み合わないときは順序の問題です。結論を先に置くだけで解決することがほとんどです。

沈黙が生まれたとき

どちらも同じ向きなので、沈黙の意味を取り違えません。

連絡の頻度が合わないとき

ENFPにとっての適量と、ENTPにとっての適量は違います。返信の速さを優先度と結びつけないでください。返信に労力を使う人ほど、雑に返せない相手への返事が遅れます。

時期ごとに、効く軸が変わる

出会って3か月

効くのはS/Nです。会話が続くかどうかで印象が決まります。この二人は一致しているので、初期は良い印象になりやすい組み合わせです。

1年

効くのはT/Fです。意見が割れる場面が出てきて、判断の基準が違うことが表に出ます。ENFPとENTPでは基準が違うため、同じ出来事の評価が割れます。どちらが正しいかではなく、何を優先するかを先に合意してください。

3年、あるいは生活を共にしてから

効くのはJ/Pです。ここが日常の摩擦の量を決めます。一致しているため、生活面での衝突は少なくなります。

長く続くほど効いてくるもの

最後まで残るのはE/Iです。ENFPとENTPの回復方法が違う場合、疲れている時ほど噛み合いません。片方が人と会って回復し、もう片方は一人で回復する。この差は、消耗しているときに最も大きく出ます。

この相性を読む前に確認したいこと

ENFPとENTPという判定そのものが、どこまで確かなのかを先に確認してください。前提がずれていると、以降の記述はどれも当たりません。

二人ともタイプが確定しているか

診断は受けるたびに結果が変わることがあります。数週間空けて二度受けて、両方で同じ結果が出た軸だけを使ってください。一致しなかった軸については、この記事の記述も当てにしないでください。

相手のタイプを推測で決めていないか

本人が診断していないのに行動から決めつける形は、当たりません。推測を使うなら、相手を分類するためではなく、自分の伝え方を変える材料に留めてください。

どの場面での自分で答えたか

職場での自分と、家での自分では結果が変わります。恋愛の相性を見たいなら、私生活での自分で答えた結果を使ってください。職場の自分で答えた結果を恋愛に当てはめると、噛み合いません。

当てはまらない部分があって当然

タイプの説明は一般化された記述です。全部当てはまることのほうが稀です。外れた部分は個人差として置いておいてください。相性の記述も同じで、使えるところだけ拾えば十分です。

相性の内訳を表で見る

ENFPとENTPの一致は3つ、不一致は1つです。どこが噛み合い、どこに取り決めが要るかを一覧にします。

ENFP ENTP 判定 主に出る場所
E/I(エネルギーの向き) E E 一致 休日の設計・人と会う頻度
S/N(情報の受け取り方) N N 一致 会話の粒度・話題の選び方
T/F(判断の基準) F T 不一致 決定と指摘の受け取られ方
J/P(外界への構え) P P 一致 締切・変更・段取り

表の読み方

不一致の欄が、そのまま取り決めを置くべき場所です。一致している軸は放っておいて構いません。手を掛ける価値が薄い場所です。話し合える時間は限られています。不一致の側に寄せてください。

一致が多い場合と少ない場合

一致が多いほど日常は楽になりますが、同じ弱点を共有します。違いが多い分だけ摩擦も増えますが、その分だけ助け合える場所も増えます。どちらが良いという話ではなく、必要な運用が違うだけです。

日常でぶつかる5つの場面

相性論は抽象に流れがちですが、実際にぶつかるのは日常の細部です。ENFPとENTPの組み合わせで、特に表に出やすいところを挙げます。

休日の使い方

回復の方法が同じなので、休日の設計で揉めません。どちらかが我慢して付き合う形になりにくい組み合わせです。

予定の立て方

どちらも同じ構えなので、直前の変更でも先の計画でも噛み合います。

会話の量と深さ

話したい内容の粒度が揃っているので、会話が自然に続きます。

お金と買い物の決め方

片方は費用対効果で、もう片方は納得できるかどうかで判断します。どちらが正しいという話ではありません。金額の線を決めて、それ以上は相談する形にすると、判断の違いが表面化しません。

家事と生活の基準

ENFPの消耗の仕方はこうです。可能性が閉じる感覚に弱く、確定した瞬間に閉塞感が生まれます。ENTPはこうです。細かい実務の継続が苦手で、軽視していると誤解されます。家事は頻度ではなく状態で決めると、両方が納得しやすくなります。「毎日掃除機」ではなく「床に物が出ていない状態を保つ」。手順ではなく結果で合意する形です。

一緒に過ごすときに噛み合う形

理解を深めるより、過ごし方を具体的に決めるほうが早く効きます。ENFPとENTPで試す価値のある形を挙げます。

噛み合いやすい過ごし方

回復の方法が同じなので、片方に合わせる必要がありません。行きたい場所をそのまま出し合って構いません。

予定の決め方が同じなので、当日の進め方で揉めません。

避けたほうがいい形

ENFPが消耗するのは、こういう状況です。可能性が閉じる感覚に弱く、確定した瞬間に閉塞感が生まれます。ENTPの場合は違います。細かい実務の継続が苦手で、軽視していると誤解されます。疲れている日に、相手が回復できない形を選ばないでください。楽しめるかどうかは、内容より体力で決まることが多くあります。

会えない期間の過ごし方

連絡の頻度は、必ず合いません。頻度は合わないものとして、返信を待つ側の負担が減る言い方を先に共有しておいてください。頻度そのものより、頻度を関係の評価に使わないことが効きます。

記念日や節目の扱い

ENFPの示し方は「熱量で示します。ただしその熱量は上下します」、ENTPは「一緒に新しいことをすることで示します」です。片方にとって重要な日が、もう片方には普通の日ということがあります。重視する側が、重視していることを言葉にしてください。言わずに期待する形は、同じ時期に同じ失望を生みます。

よくある相談と、その読み解き方

「ENTPの考えていることが分からない」

ENTPは議論して精度を上げてから決めます。決まったことも見直します。ここを知らないと、行動が読めません。そしてENTPが衝突したときに取る動きは「言葉で勝ちにいきます。相手が傷ついていることに後から気づきます」です。黙っている、あるいは詰めてくる。どちらも関係を終わらせたいわけではありません。

「ENFPに何を言っても響かない」

ENFPに効くのは「将来の話を確定ではなく選択肢の形で提示すること」です。言っている中身ではなく、順序と前置きの問題であることが大半です。ENFPは話題が次々に飛びます。定型化した会話は退屈になりますという傾向があるので、そこに合わせて形を変えてください。

「大事にされている気がしない」

ENFPの示し方は「熱量で示します。ただしその熱量は上下します」。ENTPの示し方は「一緒に新しいことをすることで示します」です。形が違うため、両方が示しているのに両方が受け取れていない状態が起こります。何をされると大事にされていると感じるかを、具体的な行動で言葉にしてください。「もっと大事にして」では伝わりません。

「話し合いになると同じところで止まる」

片方が詰め、もう片方が引く形が固定しています。追う側と逃げる側が固定すると、回数を重ねるほど双方が消耗します。「今日は結論を出さない」と先に決めて話すと、この固定が外れます。

「前は良かったのに、最近合わない」

時期によって効く軸が変わるためです。この二人は3つの軸が一致しています。初期に効いていた一致が、生活の段階では別の軸に主役を譲ります。

それぞれが気をつけること

相手を変えようとすると必ず行き詰まります。自分側でできることに絞ります。

ENFPが気をつけること

ENFPのつまずきやすいところは「可能性が閉じる感覚に弱く、確定した瞬間に閉塞感が生まれます」です。この傾向はENTPに対しても同じ形で出ます。

ENFPはその場で話したがります。放置されると不安が増しますという動き方をします。一方でENTPが求めているのは「関係の中に新しさを作ること。束縛は閉塞感を強めるだけです」です。自分の自然な動き方が、相手の必要とずれていないかを確認してください。

具体的には、ENTPの示し方が「一緒に新しいことをすることで示します」であることを覚えておくと、受け取り損ねが減ります。形が違うだけで、示していないわけではありません。

ENTPが気をつけること

ENTPのつまずきやすいところは「細かい実務の継続が苦手で、軽視していると誤解されます」です。自覚が薄い部分なので、指摘されて初めて気づくことがあります。

ENTPは議論して精度を上げてから決めます。決まったことも見直しますという決め方をします。ENFPが納得して動くには「将来の話を確定ではなく選択肢の形で提示すること」が要ります。決め方そのものを変える必要はありません。伝える順序だけを変えてください。

また、ENFPの示し方は「熱量で示します。ただしその熱量は上下します」です。見えにくいだけで、ENFPが出している量が少ないわけではありません。

周囲からはどう見えているか

二人の間で成立している形が、周囲には別のものに見えていることがあります。ENFPとENTPの組み合わせでは、特にその差が出やすくなります。

噛み合っていると見られる場面

会話が続くため、周囲からは話が合う二人に見えます。実際、ENFPとENTPは話題の粒度が揃っているので、その印象は外れていません。

心配されやすい場面

片方が詰め、もう片方が引く形が外からも見えます。周囲が一方に肩入れすると、関係の中の力関係が固定してしまいます。

外からの評価をどう扱うか

「お似合い」も「合っていない」も、外から見た印象でしかありません。続けるかどうかは、噛み合わない場所に手当てができているかで決めてください。

256通りの中での位置

このサイトは16タイプ×16タイプ=256通りを同じ基準で処理しています。ENFPとENTPの組み合わせが、その中でどこに位置するかを数字で出します。

項目
一致した軸 3 / 4
同じ一致数の組み合わせ 64通り(256通り中 25.0%)
違う軸 T/F
違う軸の並びが同じ組み合わせ 16通り

この数字の読み方

一致3の組み合わせは256通り中64通りで、全体の25.0%を占めます。そのうち、違う軸がT/Fという並びなのは16通りだけです。

一致数の分布

一致数 組み合わせ数 割合
4 16通り 6.2%
3 64通り 25.0% ←この組み合わせ
2 96通り 37.5%
1 64通り 25.0%
0 16通り 6.2%

一致数は正規分布に近い形になります。一致2が最も多く、一致0と一致4は少数です。つまり「ほとんどの組み合わせは、2つ噛み合って2つ噛み合わない」のが標準です。自分の組み合わせだけが特別に難しいわけではありません。

この組み合わせが壊れるときの典型

ENFP側から終わる場合

可能性が閉じる感覚に弱く、確定した瞬間に閉塞感が生まれます。この形で進みます。表に出たときには、既に結論が出ていることが多くなります。

防ぐ方法は一つです。将来の話を確定ではなく選択肢の形で提示すること。これを習慣にしておいてください。

ENTP側から終わる場合

細かい実務の継続が苦手で、軽視していると誤解されます。こちらはこの形です。

ENTPが求めているのは、関係の中に新しさを作ること。束縛は閉塞感を強めるだけです。この一点が満たされないまま時間が経つと、関係の外に軸が移ります。

どちらでもない終わり方

接点が減って自然に消える形です。悪意も衝突もありません。生活の変化で会う回数が落ちたとき、意識的に維持しない限り関係は消えます。

長く続いている組み合わせの共通点

違いを性格の問題として扱っていない

「なんで分かってくれないの」ではなく「この人はここが違う」。この置き換えができています。

察してもらうことに頼っていない

明示的な取り決めを持っています。言わなくても分かるはず、という前提を捨てています。

定期的に確認している

不満が溜まる前に聞く場を作っています。頻度は月に一度で十分です。

この組み合わせについてよくある誤解

「一致が多いほど良い」ではない

一致が多い組み合わせは楽ですが、同じ弱点を共有します。両方が先延ばしする、両方が言いにくいことを言えない。違いがある組み合わせは、片方が苦手なところをもう片方が拾えます。

相性は片方向では決まらない

ENFPから見たENTPと、ENTPから見たENFPでは、感じ方が違います。一方は快適で、もう一方は耐えている。この非対称が実際に起こります。一つの記号で表す相性表では、この非対称が表現できません。

相性が悪いから別れるわけではない

ENFPとENTPが別れるとしても、理由は相性より運用の欠如であることが多くあります。どこが噛み合わないかを知っていて、そこに手当てをしているかで決まります。

タイプは固定ではない

軸の強さは環境で変わります。境界付近の軸を持つ人は、時期によって結果が変わります。四文字に固定して見ると、目の前の相手そのものを見なくなります。

診断結果を相手に押しつけない

推測したタイプで相手への態度を変えるのは、当たっていても不快感を生みます。推測は外れます。使ってよいのは、自分の伝え方を変える材料としてです。

取り決めておくと効くこと

ENFPとENTPに効くのは、理解を深めることより運用を決めることです。次を先に決めておくと、同じ衝突を繰り返さなくなります。

1. 聞くだけか、解決策かを先に確認する

感情の話に解決策を返す、あるいは解決したい話に共感を返す。この行き違いは、最初の一言で防げます。

2. 不満は小さいうちに出す

ENFPは可能性が閉じる感覚に弱く、確定した瞬間に閉塞感が生まれます。ENTPは細かい実務の継続が苦手で、軽視していると誤解されます。どちらも溜めてから出すと、相手には突然に見えます。

3. 定期的に聞く場を持つ

「不満はない?」では出てきません。「最近、我慢してることある?」と、あることを前提にした聞き方にしてください。

4. 相手を変えようとしない

動かせるのは行動と運用だけで、傾向そのものは動きません。傾向を変えようとする関わりは、長く続くほど双方を消耗させます。

今日から4週間でやること

全部を一度に変えようとすると続きません。順番を決めて一つずつにしてください。

1週目:ひとつだけ変える

この組み合わせで最初に効くのは「指摘の前に「批判ではない」と一言添える形を共有する」です。他は触らず、これだけを1週間続けてください。

2週目:反応を見て調整する

変化がなければ、想定した軸が違っています。別の軸で試してください。1週間で判断がつくので、長く迷う必要はありません。

3週目:もうひとつ足す

1つ目が定着してから2つ目に進みます。同時に2つ変えると、どちらが効いたか分かりません。

4週目:聞く場を作る

「最近、我慢してることある?」と、あることを前提に聞いてください。「不満はない?」では出てきません。ここまでで、ENFPとENTPの摩擦の大半は運用の側に移せます。

続けるコツ

相手を変えようとしないことです。動かせるのは行動と運用だけで、傾向そのものは動きません。傾向を変えようとする関わりは、長く続くほど双方を消耗させます。

よくある質問

Q. ENFPとENTPは相性が悪いのですか

一致が3つ、不一致が1つの組み合わせです。不一致が多いほど悪い、という読み方は当たりません。分かっているだけ扱いやすくなります。取り決めで解決する範囲がほとんどです。

Q. どこから話し合えばいいですか

この記事の「取り決めておくと効くこと」の1番目からで十分です。全部を一度に決めようとすると続きません。

Q. ENTPが何を考えているか分かりません

ENTPは議論して精度を上げてから決めます。決まったことも見直します。判断の仕方を押さえておけば、行動の理由に見当がつきます。

Q. ENFPに伝わる言い方はありますか

ENFPには将来の話を確定ではなく選択肢の形で提示することが効きます。内容を変えなくても、届き方が変わります。

Q. 喧嘩のあと戻れません

ENFPはその場で話したがります。放置されると不安が増します。ENTPは言葉で勝ちにいきます。相手が傷ついていることに後から気づきます。反応の出方が違うだけで、どちらも終わらせたいと思っているわけではありません。

Q. 相手のタイプが確定していません

四文字を確定させる必要はありません。強く出ている軸だけでも、伝え方は変えられます。

Q. この相性は変わりますか

軸の強さは環境で変わります。境界付近の軸を持つ人は、時期によって印象が変わります。

Q. 職場でこの組み合わせになりました

恋愛と職場では効く軸が違います。職場では J/P と S/N が先に出るので、締切と話の粒度から合わせてください。

Q. 親子や兄弟でこの組み合わせです

家族の場合、距離を取る選択肢が少ないぶん摩擦が蓄積しやすくなります。一人になれる時間と場所を物理的に確保することが、最初の取り決めになります。

Q. 相手にこの記事を見せてもいいですか

見せる場合は、相手を分析した資料としてではなく、自分がどう伝えたいかの説明として渡してください。

Q. 結局、この二人はうまくいきますか

うまくいくかどうかを決めるのは一致数ではなく、噛み合わない場所に取り決めを置けているかどうかです。

Q. 他の組み合わせも見たいのですが

相性チェッカー で二タイプの相性を両方向から確認できます。

次に読む